トップページ > 「医師転職時代」の医師のマナー/医師の転職時のマナー「外来に出る前は必ず鏡を晃よ」

病院が医者を選ぴ、患者が医者を選ぶ時代に入ります。正にチーム医療の時代です。実力のない医師やコメデイカルとうまくやっていくことのできない協調性に欠ける医師は冷遇されてしまう時代に入ることは間違いありません。
医師たる者、自分の責任において自分を磨き、自分を売り込めるだけの実力を身につけておくべきです。当サイトでは随所に実例を挙げながら医師が日常の仕事をして行く上でのマナーを解説していきます。
(シニア医師)

「医師転職時代」の医師のマナー

  • 医師の転職時のマナー
    「外来に出る前は必ず鏡を晃よ」

心ないファンに顔を切られた往年の二枚目俳優が、血の滴る頬の傷口を押さえながら、「鏡を、鏡を見せてくれっ!」と叫んだという話は有名な逸話ですし、ハリウッドの俳優として鳴らし、多くの女性ファンをしびれさせたモンゴメリー・クリフトが落馬して顔に大怪我を負った直後ノイローゼに陥ったという話も、彼らが「顔こそ役者の商売道具」という強烈な信念をもっていたからでしょう。

だが、医者も役者でなければなりません。外来に出る時は外来の顔が必要なのです。病棟の入院患者には日頃から接しているからあえてよそ行きの顔を作る必要はありませんが、外来で顔を合わせるのはなじみの患者ばかりではありません。

初対面の患者も何人かは混じっています。中には、不精を大目に見てくれる太っ腹の患者もいますが、医者はこうあるべきだ、という固定観念、一つのイメージを胸に秘めて現れる患者もいます。

たとえそれが一人二人の少人数でも、一旦イメージを損なうと、「あそこの医者には呆れたわ、鼻毛を出して、磨いたことがないような歯で、ツバも飛んでくるのよ」などと隣人知人に言いふらされかねません。

外見で中味まで採点されてしまうのは、医者として誠に不本意なことでしょう。ゆうべは当直で何度も起こされ、朝起きてくるのがやっとだったんだから、歯どころか顔を洗ってくる暇もなかったんだよ、鼻毛なんぞ、それこそ切ってる暇なんかないよ、という弁解は許されません。

外来に出るのが五分遅れても、顔を洗い、髭を剃り、鏡をしかと見すえて、髪にフケはついてないか、眼脂はついてないか、眉は乱れてないか、鼻毛はのぞいてないか、髭の剃り残しはないか、きちんと点検すべきなのです。

<続く>

(シニア医師)

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「医師転職時代」の医師のマナー<2018年10月>
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