トップページ > 「医師転職時代」の医師のマナー/医師の転職時のマナー「医者はいろんな役をこなせる役者」

病院が医者を選ぴ、患者が医者を選ぶ時代に入ります。正にチーム医療の時代です。実力のない医師やコメデイカルとうまくやっていくことのできない協調性に欠ける医師は冷遇されてしまう時代に入ることは間違いありません。
医師たる者、自分の責任において自分を磨き、自分を売り込めるだけの実力を身につけておくべきです。当サイトでは随所に実例を挙げながら医師が日常の仕事をして行く上でのマナーを解説していきます。
(シニア医師)

「医師転職時代」の医師のマナー

  • 医師の転職時のマナー
    「医者はいろんな役をこなせる役者」

医者の病院内における仕事は常勤医であれば、外来診療、病棟回診、手術、諸検査、日当直、それに、医局会やカンファランス、抄読会等の諸業務があります。

各々の場におけるマナーは各々違っているために、外来では比較的評判はよいが、病棟のナースには総スカンとか、逆のこともあります。

日勤帯ではさして問題を起こさないのに、当直に入った時は無愛想、不機嫌で、まるで別人かと思わせる、といった話もしばしば耳にします。

確かに、外来向きの医者、病棟でこそ生彩を放つ医者、手術室で黙々と手を動かしているのが性に合っている医者、等、一人の医者でも居場所によって与える印象がガラリと変わることがあります。

事実、患者の機嫌取りなどできないから俺は外来が一番苦手で、喋らなくて済むから手術室が一番気が休まる、という医者もいるし、外来で患者と喋っている時が一番医者冥利を感ずる、という外向的な医者もいます。

病棟でじっくり腰を落ち着けて検査データやX線写真に見入る時間が一番気持ちが落ち着き、ああ俺は医者なんだという実感に浸れる、というデスクワーク向きの内向的な医者もいます。

しかし、アレは苦手、こちらは得手、というのでは臨床医としての職責を全うできません。

むしろ、そうした私情は押し殺して、臨機応変、自分のカラーを変えていけなくてはプロの臨床医とは言えないでしょう。

その点、私は外来向きだからとか、病棟でなければ嫌とか、自分の好みを主張し、ある程度それが受け入れられるナースよりも、医者は多面性、器用さ、柔軟性がより求められる職種と言えます。

つまり、医者はナースよりももっといろんな役をこなせる役者でなければなりません。

そして、演技の基本は、それぞれの部署が持つ性格、特異性に応じた、臨機応変、洗練された身のこなし、つまりはマナーなのです。

<続く>

(シニア医師)

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「医師転職時代」の医師のマナー<2018年10月>
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